高血圧の分類と医療的な対応

高血圧はいくつかの分類方法が存在しており、その切り分け方によって医療機関での対応が変わってきます。
ここでは、原因に関する分類と、血圧の数値に関する分類の二つについて取り上げました。

まず、高血圧を引き起こしている原因には明確に分かっているものと、そうではないものの二つに分類することが可能です。
原因の分からない場合を本態性高血圧と呼びおよそ90%の人がこれに該当します。
一方、原因となる病気が判明しており、その影響で高血圧になるものを二次性高血圧と呼び残りの10%が該当しています。
このような二次性の場合にその原因となっている病気として、腎臓の疾患や内分泌系の異常などが挙げられます。
そのため、治療には医療機関と相談し、原因となる病気への対応が重要になります。

次に、血圧値による分類を考えた場合、日本高血圧学会が発行している「高血圧治療ガイドライン2014」が判断基準となります。
この判断基準では、収縮期血圧が140mmHg、拡張期血圧が90mmHgとなっています。
さらに、基準値以上の領域に対し、ガイドラインでは血圧値によって高血圧症状をI~III度の重症度レベルに分類しています。
重症度は、まず収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上をI度と定め、ここから収縮期血圧は20mmHg、拡張期血圧は10mmHgそれぞれ上昇するにつれ、II度およびIII度と重症度が高い分類へ移行します。
収縮期血圧と拡張期血圧はそれぞれ独立した危険性として考えられているため、それぞれが異なる重症度に属しているときにより高い方の分類を採用します。
また、I度に満たない数値ですが、正常高値血圧の領域も設定されています。
これは、至適血圧や正常血圧と比べて心血管疾患の危険性が高まるため、予備軍として注意が必要で、場合によっては医療機関に相談することが勧められています。